2008年03月01日
タービン
この写真は歯医者に行った経験がある方ならわかると思いますが、あのキーンと音がする歯を削る道具です。エアータービンと呼ばれます。先についている細い棒はダイヤモンドの顆粒がまぶしてあるダイヤモンドバーと呼ばれる切削器具です。バーは取り外しができ、いろいろな形があります。目的によっていろいろと変えて使います。
タービンの頭の部分には風車が入っています。高圧で送り込まれる空気によって1分間に40万回転という超高速回転でバーを回します。自動車のエンジンに使われているターボも同じような仕組みですね。発電所のタービンもそうですよね。
超高速回転ですから、このまま歯を削ったら歯が焦げちゃいますね。だからタービンの頭の部分からは勢いよく水が出てきます。それによって歯を冷やし、削った粉を洗い流してくれるんです。ちなみにタービンの頭からは、水だけではなく光も出るようになっています。なにしろ細かい作業ですから、削る部分を明るく照らしてくれるのはありがたいです。
タービンの音と噴射される水がなければ、患者さんにとって歯の治療もずいぶん楽になるんでしょうけどね。
まあ、せめてお口の中で風車が回っているなあ、とでも思って頂けたら少しは気が楽になるでしょうか?無理ですか

Posted by タービンタービン at 18:44│Comments(0)
│歯医者の道具