2008年04月30日

身体にいい砂糖、、?





またもや、砂糖の話です。

少し前ですが、患者さんから質問されたことがあります。

「漂白されている白い砂糖よりも、原材料に近く、ミネラルが入っている三温糖は、身体にいい、やさしい。」

という話です。


ここで砂糖がどうやって作られているのかを、簡単に述べます。

原材料は、ご存知のようにサトウキビなどですね。

その絞り汁から、不純物を取り除いた(精製した)ものが糖液です。

さらに糖液に、核となる粉砂糖をくわえ加熱処理し、結晶化した成分を取り出します。

それが一番糖です。残った糖液は一番蜜と呼ばれます。

その工程を繰り返し、二番糖+二番蜜、三番糖+三番蜜、四番糖+四番蜜、五番糖+五番蜜、、、、

というふうに砂糖は作られていきます。

当然、先に出来たほうが純度は高く、最後((五、六番目)に出来るものが「三温糖」です。

三温糖のあの色は、繰り返し加熱されることによるもので、

カラメルと同じ原理です。

三温糖のほうが、ミネラル分は多いらしいのですが、

その量は、わずかで、「ミネラルを補給」するようなレベルではないということです。

白砂糖も、もちろん「漂白」されてはいません。

白く見えるのは、結晶化されているからで、雪が白く見えるのと同じですね。


ですから、「三温糖は身体にいい」というのは、間違いでしょう。

白砂糖とおなじく、糖分のコントロールは大事です。

  
Posted by タービンタービン at 17:27Comments(2)TrackBack(0)砂糖について

2008年04月30日

夕日が真っすぐ、、





またもや江津湖公園です。

昨日の夕日はほんとにきれいでしたね。



水面に真っすぐにのびてくる太陽の光を見るたびに、思い出すことがあります。

ずいぶん昔の話ですが、

仲のいい友人と、海岸に座って、海に沈む夕日を見ていたときです。

「向田さん、きれいかですねえ、、、」

「そやんですね。こやん海に沈む夕日は久しぶりに見るですよね。」

「・・・・・・・・。光は、向田さんとこにも、きとっとですかね?」

「はっ?」

「いま、太陽の光がですよ。海の水の上を、ズウウウと真っすぐ僕のところに伸びてきとっとですよ。」

「はあ、、」

「同じもんが、向田さんにも見えとっとですか?」

「ああ、僕のところにも真っすぐ来とりますよ。」

「そやんですかあ。やっぱ、来とっですか。向田さんのところにも行っとるとですねえ、、、」

「あはは、、。・・・・・・・・・・・・・」



それで、その会話は終わったのですが、なぜかその夕日と共に、今でも胸に残っています。

彼は、何を言いたかったのでしょうね。

  
Posted by タービンタービン at 08:59Comments(5)TrackBack(0)あまり役に立たないこと

2008年04月27日

絶滅危惧種アカメ

宮崎の小林市にある出の山淡水魚水族館に行ってきました。

小林インターチェンジを降りて、5分くらいで着きます。

入場料  大人200円 児童100円   安いですにっこり





小さな水族館ですが、わたしはここであの「アカメ」を初めて見ました。

以前はもっと大きな、1メートルを越えるようなアカメがいたのですが、、、

ちょっと小さくなっています。

四国の四万十川と、宮崎の大淀川で主に生息する「絶滅危惧種」です。

詳しくは、漫画「釣りキチ三平」をみてくださいエヘッ





その他も、結構見ごたえがある大きな魚がいますよ。









天然記念物のおおきなオオサンショウウオもいます。





近くにはコスモス牧場もあります。

ここも入場料100円。遊具もけっこうあります。

ちょっとドライブ、いかがですか?


  
Posted by タービンタービン at 23:45Comments(2)TrackBack(0)あまり役に立たないこと

2008年04月24日

分子の経歴




高校の頃、化学の先生から聞いた事です。

宮崎の海岸から、コップ一杯の水を海に流し、
太平洋の海水を均一になるまでかき混ぜるとします。
その後、カリフォルニアの海岸で、コップ一杯の海水をすくうと、
宮崎で流した水の分子が、数千個コップに入っている。
という話です。

とてもインパクトを受けた話で、今でも覚えています。

そのとき、思ったことは、
「俺の身体は、コップ何杯分あるんだろう?
コップ一杯と太平洋とでさえ、そうなんだから、、、、
自分の身体の中の分子には、昔、坂本龍馬を構成していた分子もきっと入っている。
すごいじゃないか!
ジンギスカンの分子も、たぶん、、いや、きっと入っている。
アマゾンに降った雨の分子も、アフリカの象だった分子も、ずっと昔、恐竜だった分子も、、、
それから、、、、、、、」

そのあとの、先生の授業は全く耳に入りませんでしたが。

その頃からすると、今ではコップ100杯分くらい増えていますから、
さらにたくさんのいろいろな経歴の分子達が、身体の中にいることなんでしょうねぬふりん

  
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2008年04月23日

キシリトール、、


今日は、近年流行のキシリトールについてです。

いろいろな意見があり、調べてみました。少し長くなりますが、ご容赦下さい。

さて、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみると

「キシリトール配合のガムなどによってう蝕が治るということはないとされている。現在の所、キシリトールの再石灰化促進作用は証明されておらず、疑問視されているためである。現状では非う蝕原性であるが抗う蝕性であるとは言えない(ガムをかむことにより分泌される唾液による歯の再石灰化効果はあるものの、それはキシリトールとは関係がない)。」

つまり、虫歯の原因にはならないけど、虫歯に対して抵抗性はない、再石灰化(修復)は唾液の効果ってことですね。

次に、国立健康・栄養研究所のデーターベースで調べると、

「キシトールは、キシリットともいわれ、D‐キシロースを還元して得られる糖アルコールである。俗に「ショ糖やグルコースと比べて虫歯になりにくい」、「低カロリーで血糖値上昇抑制効果を持つ甘味料」などといわれている。ヒトでの有効性については、「虫歯の原因になりにくい」、「歯を丈夫で健康にする食品」として、キシリトールを関与成分とした特定保健用食品が許可されている。安全性については、食品中に含まれる量であれば経口摂取でおそらく安全と思われるが、一度に大量(30〜40g)摂取すると、下痢や腹部不快感を生じるとされている。妊娠中・授乳中では、医療に用いる摂取量の安全性について十分なデータがないことから使用を避けることとされている。」

う〜ん、ちょっと自信なさげですか。

日本フィンランドむし歯予防研究会では、

「キシリトールはむし歯の原因にならないだけでなく、むし歯の発生を防ぎます。」
「むし歯の発生を防ぐ」効果が証明されている甘味料は、キシリトールだけです。」


と、自信ありの表現ですね。

WHO/FAOが発表した、「食事のう蝕に対する科学的根拠と関連性の強さ」という報告では、

リスク低下
確実     フッ化物
可能性が高い  硬いチーズ、シュガーレスガム
可能性あり  キシリトール、牛乳、食物繊維


フッ素は「確実」ですが、キシリトールは評価が低いですね。

日本歯科医師会のHPでもキシリトールはあまり出てきません。


キシリトールについては、お菓子メーカー、一部の大学、一部の歯科研究会では、

非常に高く評価し、予防のため、毎食後、間食後、寝る前に、毎回(1日3〜7回)摂取しましょうと指導しています。

それに対して、強く批判するHPもいくつか見られました。


以下はわたしの私見ですが、

気になるのは、お菓子メーカーや一部の研究会などが、

「キシリトールは天然素材の甘味料」「北欧の白樺から作られる」「虫歯予防先進国フィンランドからやってきた」など、

北欧の清清しいイメージと重ね、「体にいい」という印象を強く押しだそうと思えるところです。

フィンランドの虫歯率低下は、すべてキシリトールのおかげだと誤解を与えそうな表現がされています。

売らんが為の企業だけなら、まだしも、、、、、

ここでも、歯ブラシや歯磨き剤のCMにみられるような、過剰な表現のような気がします。

キシリトールではなくても、甘味料はみんな天然素材ですし、

フィンランドの虫歯率の低下は、丁寧な食事指導と、フッ化物の応用が大きな要因とされています。

虫歯予防にもっとも大事なものは、正しい食習慣と歯磨きです。

虫歯菌を減らすため、予防のためといって、食事後は毎回、さらに寝る前にも、「甘い」キシリトールを食べるという習慣は、

とてもまともな食習慣、食生活とは言えない気がします。

前回「食の記憶」という記事でも言いましたが、

子供の頃の食習慣は、一生の食生活を左右するといわれます。

「健康のため」と言って、親が毎食後あげる「甘いガム」。

その習慣が子供の脳に強く焼き付けられるとすれば、

食後には甘いものが欲しくなる、寝る前にも甘いものが欲しくなるという食嗜好が

ずっと続く可能性も否定できません。

一時的な「メリット」より、ずっと続く「デメリット」の方が大きいのではないでしょうか。

子供に長期間、「甘い」キシリトールを習慣的に与えることは、すべきでないと思います。

ただし、キシリトールは砂糖と違い虫歯の原因にはならない甘味料のひとつには間違いありません。

毎食後、歯磨きをしたほうがいいのですが、どうしても出来ないとき、

キシリトールガムやリカルデントガムなどのシュガーレスガムを噛むことで、

唾液をたくさん出し、酸性状態の口の中を中性に戻すことはいいことかもしれません。

もちろん唾液の効果を主に期待してのことですが。

砂糖入りのガムやお菓子を食べるよりも、「まし」なことは間違いないでしょう。

ただキシリトールは砂糖の75%くらいのカロリーがあります。

気をつけてくださいね。


余談ですが、犬の虫歯予防のため、キシリトールを与える方がいらっしゃるみたいです。

犬は人間と代謝が違うので、肝臓を悪くしたり、最悪の場合死にいたることもあるようです。

やめましょうね。







  
Posted by タービンタービン at 21:41Comments(0)TrackBack(0)虫歯について

2008年04月20日

歯ブラシの硬さ


前回は、

歯と歯の間、
歯と歯ぐきの境目に

歯ブラシの毛先を
しっかり当てましょうという話でした。

右の写真はすき間に
しっかりと毛先が入っているのがわかるでしょう。





左の写真は、

「かため」の歯ブラシです。

硬くてうまくすき間に入りにくいのがお分かりですね。

無理に入れようと力を入れすぎると歯ぐきを傷つけてしまいます。




歯ブラシの硬さは「ふつう」か「やわらかめ」くらいがいいと思います。
















歯ブラシの毛先が広がってきたら、まめに交換して下さい。

「ほうき」と同じですね。
毛先が広がったり、曲がったりしている「ほうき」じゃ
うまく掃除が出来ませんよね。




最初の写真に比べると、
毛先がすき間にうまく入りにくいのがわかりますか?

少なくとも、月に一回は新しいものに替えたほうが良いと思います。

一週間で毛先が広がる方は、力の入れすぎかも。

力を入れるのではなく、「ていねいに」磨くことですね。

  
Posted by タービンタービン at 07:18Comments(0)TrackBack(0)歯磨きブラッシング

2008年04月19日

歯ブラシの定位置

歯の磨き方はいろいろあります。

しかし大事なことはただひとつ、

磨きたいところに毛先がしっかりと当たっていることなのです

では、どこを磨きたいのかをちゃんと理解することが必要になってきます。

家の階段の掃除をするときに、足で踏むところはあまり埃は付いていませんね。

隅っこに埃がたまっています。

歯も同じです。隅っこにプラークが付いているのです。




歯磨きの目標は、歯と歯のすきま歯と歯ぐきの境目です。

ですから、まず歯ブラシを動かす前に、

そこの部分にちゃんと毛先を押し当てることを意識してください。

ちゃんと正しい位置に当たっていることを確認して、

小さく横に動かし磨くことです。

あまり大きいストロークで磨くと

定位置から外れてしまいます。

次は歯ブラシの毛の硬さについてお話します。



  
Posted by タービンタービン at 13:14Comments(2)TrackBack(0)歯磨きブラッシング

2008年04月17日

食の記憶




さて今日は、虫歯予防の要素のひとつ、「食生活」のお話です。

「味」は「舌」で感じる、動物が生きるうえで必要な本能的感覚です。

しかし「おいしさ」は、「脳」で感じるものなのです。

この「おいしさ」には、「味」だけでなく、

「見た目」「におい」「噛みごたえ」などの情報も影響します。

しかし、最も重要なのは、子供時代の「食の記憶」が、

「おいしい」「好き」「嫌い」という感覚を大きく左右するということなのです。

子供時代の食体験は長期間、脳に焼き付けられ、

その後の食の嗜好(しこう)や味覚の形成に決定的な影響を与えるのです。


ですから、お子さん達には

薄い味付け多様な食物の経験をさせ、

それを楽しい体験と記憶させることで、

好きな食べ物を数多く作って下さい。

味が分かり、食事をたのしめる人生を準備してあげる事ができます。

もちろん甘いものは控えめにして下さいね。

その子が、いつも甘いものを欲しがる食嗜好になってしまうと、

虫歯だけでなく、肥満、糖尿病、さまざまな困難が

将来に待ち受けてしまう可能性が高くなります。

責任重大ですねにっこり




  
Posted by タービンタービン at 08:14Comments(2)TrackBack(0)お口の健康メモ

2008年04月14日

砂糖無添加の砂糖? その2

さて、今日は「砂糖」の話の続きですね。

前回は、

砂糖無添加の100%野菜ジュースにも、砂糖が入っている。

また、成分表には「砂糖(ショ糖)」が「炭水化物」という表示をしてあるものが多い、

というお話でしたね。

以下はヨーグルト、豆乳、それからミロの成分表ですね。










もう、お分かりのように、

健康のために良いと思われる食品にも、相当量の砂糖が入っています。

ここでお話しておきたいのは、

砂糖が入っている食品は絶対よくないということではありません。

砂糖の甘さは抗しがたいくらいの魅力がありますよね。

即効性のエネルギー源としても、食品を魅力的な味に変える添加物としても、

ある意味生活に欠かせないものとなっています。

ただ、虫歯はもちろん、肥満や糖尿病、動脈硬化など

砂糖には多くのマイナス面があることをよく理解して、

その摂取の量、時間、方法をしっかりとコントロールすることが大切だと思います。

意外な食品にも多くの砂糖が含まれています。

知らないうちに、頻繁に、大量の砂糖を摂取してしまうことが危険なのです。

砂糖をコントロールできる食生活を目指しましょうね。

  
Posted by タービンタービン at 08:59Comments(0)TrackBack(0)砂糖について

2008年04月13日

今日のバードウォッチング

先日、江津湖でモズに出会って以来、

鳥を見たら、つい撮ってしまうクセ(?)が出来てしまいました。

江津湖の鳥達です。

あのモズ君とは、またもや再会しました。

江津湖公園の北側駐車場付近にいつもいるみたいですねえ。










コサギには、繁殖期に、頭に2本の冠羽(かんむりばね)と、背にかざり羽が出るらしいです。



道の駅「竜北」では、巣作り中のツバメ達に出会いました。

軒下にいくつもの巣があります。

さすがに、人に慣れていますね。

近づいて、写真を撮っても全く動じません。






  
Posted by タービンタービン at 20:16Comments(6)TrackBack(0)あまり役に立たないこと

2008年04月13日

砂糖無添加の砂糖?

さて 今回は砂糖のお話しです。

前回、砂糖を摂る間隔(時間)を出来るだけ空けましょうという話をしましたね。

「そんなに、チョコやアイスは食べてないんだけど、、」

という方も、多いかと思います。




そこで、うちの台所から、

「体によさそうな食品」を

集めてみました。

結構ありましたね。





「野菜汁50%+果汁50%=100%」

「砂糖、食塩無添加」

と書いてあるジュースの

栄養成分を見てみましょう。

あれ?

「ショ糖 4.3g」って書いてあります。

ショ糖は砂糖のことですよね。

その他、「糖質 21.3g」という成分も。

でも、下の方には

「ショ糖(砂糖)は、野菜汁及び果汁に由来するものです」

食塩、砂糖、保存料は使用しておりません」

と書いてあります。

なあんだ!そうだったのかあ。じゃあ安心だね。???

う〜ん........でも、ちょっと待って下さい。

砂糖も、天然のサトウキビやサトウダイコンから作られていますよね。

やはり、よく分からない表現ですよね。

なにから由来しようと、砂糖は砂糖でしょ!

みなさん、だまされない誤解しないようにしましょうね。





100%人参ジュースの「栄養成分」も

見てみましょう。

これも「砂糖、食塩、着色料 無添加」

と、誇らしげに表示されてます。



でも、やはり「ショ糖 4.6g」って書いてありますよね。

またもや

「ショ糖は全て、野菜、果実に由来するものです」

らしいです。

さらにさっきの野菜ジュースの時には「糖質21.3g」と表示されていた成分が、

この人参ジュースでは「炭水化物17.6g」という表示になっていますね。


ここでちょっと

有名?チョコレートの表示を

見てみましょう。

原材料には「砂糖」と書いてあるのに、

成分表には「炭水化物」となっています。



成分表に「ショ糖」とか「糖質」とか書いてなくても

安心しちゃいけないということですね。



ちょっと記事が長くなったので、続きは次回にさせてくださいね。
  
Posted by タービンタービン at 08:05Comments(2)TrackBack(0)砂糖について

2008年04月12日

唾液、エライ!




虫歯の予防の要素は、

1.正しい食生活

2.歯磨き

3.フッ素

だと考えています。



皆さんも「わかっているけど、なんとなく漠然としていて、やっぱわからない」

というのが、正直なところでしょうか。

ではこの予防の3つの要素と、前回の虫歯の4つの要素(虫歯菌、砂糖、歯、時間)が、

どのように関係しているのかをお話していきます。

さて、じゃあ「砂糖」と「時間」と「正しい食生活」の関係から、、



清涼飲料水は10%以上の砂糖濃度があります。

炭酸が抜けたサイダーやコーラを飲むとその異常な甘さがわかると思います。

では、その半分の濃度の5%の砂糖水を飲むと、どうなるでしょう。

たった2分後には酸性のph5.5以下になり、歯が溶け始めます。

その状態が20分ほど続きますが、唾液がその酸性状態を中和してくれます。

さらに唾液は、溶けた歯を修復してくれるのです。唾液はエライんです。

このように、お口の中では、

甘いものを食べる(飲む)→虫歯菌が口の中を酸性にする→歯が溶け始める
→唾液が酸性状態を中和する→唾液が溶けた歯を修復する


というサイクルを繰り返しています。

このバランスがうまく維持されてる限り、虫歯にはならないわけです。


では、そのバランスを崩す要因は何でしょうか?

まずは「時間」です。

唾液が、酸性状態を中和し、溶け出した歯を修復するには

「時間」が必要なのです。

間食の回数が多いと、修復が終わる前に、また酸性状態になり、歯が溶け出します。

またアメやキャラメルは、口の中にある時間が長く、いつまでも酸性状態が続きます。

つまり歯の修復が、追いつかない状態になってしまうのです。

バランスが崩れて、修復よりも溶け出す量が多くなり、

目に見えるほどの穴が開いたら、「虫歯」の出来上がりです。

もう修復は出来ません。「治らない」状態になってしまいます。


唾液の量も重要です。

食事の時は、時間をかけて「よく噛む」ことです。

よく噛むことで、唾液の分泌が促進されます。

口呼吸で歯を乾燥させないことも、気をつけて下さいね。

歯を唾液の中に浸していることが大切なのです。


虫歯予防のためには、やはり甘いものを出来るだけ控え、

規則正しい食習慣をすることが一番です。

特に、「量」よりも「回数」を減らし、唾液に活躍する「時間」を与えてやることが大切です。

つまり、饅頭と、プリンと、ジュースと、チョコレートを別々の時間に食べるより、

同時に食べたほうがましだということですね。

胸焼けしそうですがえーっと…






  
Posted by タービンタービン at 08:05Comments(3)TrackBack(0)お口の健康メモ

2008年04月11日

歯磨きをしているのに、、

今日は虫歯の話です。

まず虫歯とは何かをすごく簡単に説明しますと、

虫歯菌砂糖を取り込んで強い酸を出します。

その酸に一定の時間さらされることで、が溶けていく現象です。

この虫歯菌、砂糖、時間、歯の4つの要素が虫歯の発生に関わっていることは、

お聞きになったことがあると思います。

この4つの要素全てが揃わないと、虫歯にはならないわけです。

つまり1つでも完全に無くしてしまえば虫歯にはならないわけですが、

虫歯菌を完全に取り除くことは無理ですし、

砂糖ゼロの生活は現代では考えられませんし、

酸にさらされる時間をゼロにするのも不可能です。

歯がなければ虫歯にならないのは当然ですが、、、

ということは、一つ一つの要素に対してリスクを出来るだけ小さくすることが、

虫歯の予防につながるのです。

「一生懸命歯磨きをしているのに虫歯になっちゃった」

という人は、歯磨き以外に他の虫歯リスクが高いままの可能性があります。

次回からは、虫歯リスクに対しての対策を考えていきます。
  
Posted by タービンタービン at 18:38Comments(0)TrackBack(0)お口の健康メモ

2008年04月10日

治らない

さて、久しぶりの更新です。

今日は、歯医者に行っても、虫歯や歯周病は「治らない」ってお話です。

歯医者の腕が上手下手という話ではありません。

「治らない」とは「元には戻らない」という意味なんですね。

「な~んだ、そんなこと知ってる」という方もあるかと思いますが、

本当に理解されている方は意外に少ないようです。



ご存知のように、虫歯とは歯が溶ける病気、

歯周病は歯を支える骨が溶ける病気といってもいいでしょう。

基本的に、溶けた歯、溶けた骨はもう元には戻らないのです。

唾液には歯の修復の機能がありますが、

それはあくまでも目に見えないレベルの初期の虫歯のお話です。

じゃあ、虫歯の「治療」って何でしょう?

溶けてしまった歯の部分、感染した歯質をきれいに取り除いて、

ほかの材料で埋めちゃう、もしくはかぶせちゃうってことです。

最終的には虫歯で使えなくなった歯は抜いちゃって、

入れ歯やブリッジ、インプラントになりますよね。

「虫歯治療」の目的は、虫歯の進行を止めて、また「噛める」ようにすることなんです。

「歯周病治療」の目的も「これ以上歯周病が進まない」ようにすることなんです。

じゃあ、治療が終わればもう虫歯にならないのか、歯周病はもう進まないのかというと、

皆さんもご存知の通り、なかなか難しいというのが実情です。

虫歯になった歯は、また虫歯になりやすいし、

歯周病もまた進行しやすいからです。

「悪くなっても歯医者で治してもらえばいいや」というのは、

ある意味間違いなんです。

歯医者は「治せない」んですから。

なんだか、悲しくなりますが、「元には戻らない」ことをよく理解してくださいね。

でも、いいこともあるのです。

歯周病も、虫歯も「予防することが出来る病気」だということです。



次回から、その予防のお話を。


  
Posted by タービンタービン at 19:41Comments(2)TrackBack(0)お口の健康メモ