2010年02月23日

指しゃぶり その2

前回に続き、指しゃぶりの弊害についてもう少しお話します。

永久歯が萌出する6歳を過ぎても指しゃぶりを続けると、

口を閉じても上下の前歯に大きさな隙間ができる「開咬」という

かみ合わせの障害がおきやすいということでしたね。


指しゃぶり その2

上の症例は、前歯のかみ合わせに大きな隙間ができてきます。

学童期まで指しゃぶりが続いていたものです。

では指しゃぶりを止めると、かみ合わせが自然に治るのかというと、

なかなかそうはそうはいきません。

指しゃぶりと同時に、前歯の隙間に舌を入れたり下唇をかんだりする癖が生じやすいのです。

舌突出癖、口唇癖といいますが、これもかみ合わせをますます悪化させます。

そうなると見た目の問題だけでなく口腔機能にも障害が出てくる場合もあります。

この患者さんも、もっと早い時期に指導を行うことで、このかみ合わせは防げたものと思われます。

つまりせめて5~6歳までには指しゃぶりを止めさせることが

将来のかみ合わせのためには大事なことなのです。

ではどうやってストレスなく止めさせることができるか、、

なかなか難しい場合もあるのですが、

いくつかのアドバイスを近日中にしたいと思います。

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Posted by タービンタービン at 16:02│Comments(0)お口の健康メモ
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