2008年05月24日
親知らずの話

今回は、親知らずのお話です。
どうして親知らずと呼ばれるかは、
親が亡くなった後に生えてくるから(昔の平均寿命から考えると納得ですが)、という説や、
親が子供の口のなかを見なくなった年齢に生えてくるから、という説などがあります。
正確には第三大臼歯と言います。
知歯(智歯)ともいいますね。英語の a wisdom tooth の訳だと思います。
私たちは8番と言います。前から数えて8番目にある歯です。
「次の患者さんは、右下8番の抜歯です」なんて言い方をします。
30%くらいの人には、親知らずは存在しません。(ラッキーですね!)
20歳代に生えてくることが多いみたいですが、
きれいに生えてくる方の方が少ないと思います。
上のレントゲン写真では、上下左右の一番奥の歯が親知らずです。
下の左右の親知らずが斜めになっているのが分かると思います。
ちゃんと生えるためのスペースが、顎の骨に不足しているため、斜めになってしまいました。
こうなったら、残念ながら抜歯をお勧めます。
次回、、親知らずのメリットデメリット、抜歯をする基準などお話しします。
Posted by タービンタービン at 12:19│Comments(0)
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