2008年08月29日
歯科のレントゲンは安全ですか?
歯医者に行くと、「ではレントゲンを撮りますね」と言われることが多いと思います。
レントゲンを撮られることに不安を持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回はレントゲンのお話です。
歯科治療においてレントゲンは非常に大切な診断法です。
虫歯の状態、歯の周囲の骨の状態を見るためにもレントゲンは歯科治療には欠かせないものとなっています。
私たち歯科医は、レントゲンを見ないと診断できないことが多いので、
レントゲンを撮ることが当然のような感覚になっていますね。
撮影したレントゲン写真を使い、歯の症状を出来るだけわかりやすく説明するようには気をつけているのですが、
レントゲンそのものの安全性の説明は十分にしているとはいえませんね。
しかし患者さんにとっては、撮影時に放射線を浴びることになるので、心配されるのも当然でしょう。
ご存知のように、レントゲン写真はエックス線を照射して表面からは見えない組織を写すものです。
エックス線は、電波(テレビラジオや携帯電話など)や光(赤外線や可視光線など)と同じ電磁波の一種です。
波長の長い方から、電波・赤外線・可視光線・紫外線・X線・ガンマ線などと呼び分けられています。
波長が短いエックス線は、物質を透過します。
この現象を利用することで、レントゲン写真やX線CTを撮影することができるのです。
しかし一部の紫外線、エックス線、ガンマ線は電離放射線と呼ばれ、障害を起こす可能性があります。
では歯科で撮られるレントゲンは安全なのでしょうか?
結論から言わせていただくと、
歯科で使用されるレントゲンの照射量は非常に少なく、「心配されることはない」のですが、
次回、もう少し具体的な数値をあげながら説明していきます。
Posted by タービンタービン at 17:33│Comments(0)
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