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Posted by おてもやん at

2013年05月17日

どこでもドア

歯医者を始めてもう二十数年経ってしまいました。

歯医者としての経験も知識もそれなりに積み重ねてきたのですが、

まだまだ勉強しなくてはいけないことは沢山あるわけでして、

専門書や歯科情報誌などを読んだり、

休みの日には研修会などに行ったりもします。

先日も福岡まで講習会に行ってきました。

一人で福岡に行くときには、いつも高速バスをつかって行きます。

その日も朝の7時半、いつものバス停に待っていると、

数分遅れでバスがやってきました。

荷物を担いで、いそいそと乗り場に近づくと、、
 
「じぇじぇ!?」(あさドラの「あまちゃん」風にひょえー



そうです。佐世保行きの高速バスだったのです。

「さあ、どうぞ!!」というように目の前でドアが開いたのですが、

乗るわけにはいきません。

すぐ後からやってきた福岡行きのバスに乗り込んだわけですが、、、

バスのシートに座り、見慣れた車窓をぼんやりと眺めながら、、、、

どーもすっきりしないのです。

胸の中で、なにかざわざわするものが消えないのです。


「あのバスに乗ってれば、、佐世保に行けたんだ、、、」

当然といえば当然の話なのですが、不思議な感覚が頭から離れません。

福岡に行って、一日中ビルの会議室で講習を受け、歯科医師としての腕を研鑽するのと、

佐世保に行って、初めての街をブラブラし、コーヒーを飲んだり食事をしたり、海を見たりするのと、

どちらが有意義かといわれれば、前者でしょうが、

どちらが「特別の一日」かというと、間違いなく後者でしょう。ね!

そうなんです。あの佐世保行きのバスのドアは、

見慣れた日常の風景に、忽然と現れたドラえもんの「どこでもドア」のように感じたのです。

いつかあのバスに乗りたいと思っています。

もしかしたら「どこでもドア」は身近なところに、いつでもあるのかもしれませんね。

どうでしょう、皆さんも「特別の一日」をいかがでしょうか。

  

Posted by タービンタービン at 18:20Comments(0)あまり役に立たないこと