やめてね、イオン飲料 その2

タービンタービン

2008年03月15日 08:14

さて、イオン飲料が「体に良い飲み物」というのは、大きな誤解だというお話の続きです。

その誤解が子供達にどれほど悪影響を与えているのかを、ぜひご理解下さい。

イオン飲料が体に良いと思い込んだお母さん達は、日常的に子供達に与えてしまいます。

どれだけ与えても「水より体に良い」ものだし、子供もいつも欲しがるようになりますからね。

のどが渇いたとき、汗をかいたとき、風呂上がり、それから、何でもないとき。

結局いつでもどこでも。

お子さんと外出されるとき、バッグの中にイオン飲料を常備してはいませんか?

歯は、pH5.4以下でエナメル質が溶け始めます。

イオン飲料のpHは、3.6〜4.6です。

ほ乳瓶でイオン飲料を与えられ、そのまま眠らされる子供達は、、、もうおわかりですよね。

普通の状態の子供達にイオン飲料を飲ませると、電解質が高くなり、さらにのどが渇くということ、ご存知でしょうか。

飲んでものどが渇くので、たえずイオン飲料を飲まなくてはいられなくなります。


写真はイオン飲料500ml中に含まれる砂糖の量です。

結果、日常的に大量の砂糖をとることになります。

むし歯はもちろん、肥満、食欲不振、さらには糖尿病など、子供の成長に大きな影響を与えてしまうのです。

最近、児童や若者が昏睡などを起こす重度の糖尿病になってしまう「ペットボトル症候群」が問題になっています。

もちろんイオン飲料も無関係ではありません。

それでも、日常的に子供に飲ませますか?

高熱時の軽度の脱水時に一時的に飲ませることは否定しませんが。

子供が飲み物を欲しがったときですか? 「水」をお勧めします。


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