やめてね、イオン飲料 その2
さて、イオン飲料が「体に良い飲み物」というのは、大きな誤解だというお話の続きです。
その誤解が子供達にどれほど悪影響を与えているのかを、ぜひご理解下さい。
イオン飲料が体に良いと思い込んだお母さん達は、日常的に子供達に与えてしまいます。
どれだけ与えても「水より体に良い」ものだし、子供もいつも欲しがるようになりますからね。
のどが渇いたとき、汗をかいたとき、風呂上がり、それから、何でもないとき。
結局いつでもどこでも。
お子さんと外出されるとき、バッグの中にイオン飲料を常備してはいませんか?
歯は、pH5.4以下でエナメル質が溶け始めます。
イオン飲料のpHは、3.6〜4.6です。
ほ乳瓶でイオン飲料を与えられ、そのまま眠らされる子供達は、、、もうおわかりですよね。
普通の状態の子供達にイオン飲料を飲ませると、電解質が高くなり、さらにのどが渇くということ、ご存知でしょうか。
飲んでものどが渇くので、たえずイオン飲料を飲まなくてはいられなくなります。
写真はイオン飲料500ml中に含まれる砂糖の量です。
結果、日常的に大量の砂糖をとることになります。
むし歯はもちろん、肥満、食欲不振、さらには糖尿病など、子供の成長に大きな影響を与えてしまうのです。
最近、児童や若者が昏睡などを起こす重度の糖尿病になってしまう「ペットボトル症候群」が問題になっています。
もちろんイオン飲料も無関係ではありません。
それでも、日常的に子供に飲ませますか?
高熱時の軽度の脱水時に
一時的に飲ませることは否定しませんが。
子供が飲み物を欲しがったときですか? 「水」をお勧めします。
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