ずいぶんと寒さが厳しくなってきました。
この季節になると、スタッフやカミさん女性陣は空気の乾燥が気になるらしく
加湿器が必需品となっていますね。加湿器の調子が悪いともう大騒ぎです。
インフルエンザ対策としても有効と言われますから、加湿器を使うことには異議はありません。
歯科医師として気になるのは、空気が乾燥していることで、のど飴を頻繁(ひんぱん)になめられている方が多いことです。
コンビニやスーパーでは、のど飴コーナーがありますね。その種類の多さには驚きます。
400種類以上もののど飴があるそうです。それだけニーズがあると言うことでしょうね。
そこでのど飴について、ちょっと調べてみました。
スーパーなどで売ってあるのど飴は「菓子(キャンディ)」として分類されます。
何を基準に「のど飴」と名乗るのかは、お菓子メーカーの「独自」の基準らしいです。
のど飴というはっきりした「定義」は無く、メーカーが、勝手に決めていいという事みたいですね。
そもそも、飴とは主要原材料の砂糖と水飴を煮詰めて、味付け・香味付け成分を添加、冷却したものです。
砂糖と水飴のかたまりに、喉に良さそうな成分をある程度加えたものを「のど飴」と称しているといえるでしょう。
しかしあくまでも「菓子」ですから、「。。配合」とはいえても、効能を謳うことはできません。
効能が謳える医薬品としての「のど飴」は、浅田飴と南天のど飴だけです。
その他、ヴイックスドロップ 、薬用ルルのど飴などは薬局以外でも販売できる「医薬部外品」で、効能も謳えます。
効能効果として、「のどの炎症によるのどのあれ・のどの痛み・声がれ・のどのはれ・のどの不快感」などですね。
でも効き目に関してどれほどちがうかというと、「菓子」も「医薬品」「医薬部外品」ののど飴も大差ないともいわれます。
飴をなめることにより唾液の分泌が促進されることと、糖質自体に喉を潤す効果があるためです。
じゃあ飴ならなんでもいい!ということになりますが、、、
その前に、のど飴が本当に必要なのか、身体にいいものなのかを考えてみないといけないでしょう。
さて、昔から飴がこれほど愛される理由は、「他の甘味料と違い、長い時間甘さを楽しめる」ことだと思います。
ところが、この「長い時間」というのが、歯にとっては決定的な効果(?)を持つのです。
続きは次回に。