2008年03月06日
フッ素について
フッ素について、ちょっとだけお話です。
フッ素は、自然界のいろんなところに存在するありふれた物質です。
むし歯予防におけるフッ素の働きは、ごく初期のむし歯をもとにもどす作用(再石灰化)、酸に強い丈夫な歯をつくる作用(耐酸性の向上)と細菌に対する直接作用(抗菌・抗酵素作用)などがあります。
簡単に言えばむし歯菌に対抗して、歯を強くしてくれるお薬と言えるでしょう。
まるで良いことばかりみたいですが、世の中そんなに甘くはありません。
フッ素には、むし歯予防という利点がある反面、体に対する危険性が指摘されています。薬には必ず副作用というものがあるのと同じですね。
これには急性毒性と慢性毒性があります。
大量に体内に入った場合の急性毒性には、吐き気、腹痛、下痢、心不整脈、昏睡等
フッ素を多く含む飲料水を飲みつづけた地域で起こると言われる慢性毒性には斑状歯(エナメル質形成不全)、骨硬化症(フッ素症)など、他にも副作用の報告があります。
といっても歯みがき剤に入っているフッ素が、一日三回の歯みがきで体に取り込まれる量は、湯飲み一杯分の緑茶と同じくらいといわれています。(緑茶にもフッ素は入っているんですね)
それほど神経質になる量ではないかと思います。
当院でもフッ素塗布はやっています。(無料です)
むし歯リスクが高い子供達にはメリットが上回っていると思います。もちろん保護者の方の同意の上ですが。
なんにでも言えることですが、メリットがデメリットを上回っていると判断したときに利用すべきでしょうね。
むし歯リスクが低い方にはお勧めしません。
フッ素よりもシュガーコントロールなど、歯みがきと食生活をちゃんとすることがより大切でしょう。これについてはいつか書きますね。
国や多くの歯科医師から、水道水のフッ素化が提唱されていますが、これは論外でしょう。なにがなんでもフッ素を飲ませちゃうなんて、変ですよね。
総入れ歯の方や、まだ歯が生えていない赤ちゃんになんのメリットがあるんでしょうね。
いま流行のキシリトールについてもちょっとだけ引っ掛かるところがあるのですが、これはまたの機会に。
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